「武器だけで国は守れない」 

不動産コンサルタント技能     河合恭伸 著

「こどもを再び、戦場に送るな」でなく、「日本を再び戦場にするな」と叫びたい。 本書で過去の軍国主義の精神的精算を行い、迫り来る脅威に備え、いま為すべきことは何かを自問して欲しい。

 

<まえがき>

 国土防衛は基本的な国民の生活や生命の安全・自由に直結します。国民を守ることは政府として最低にして最大の課題です。自国の領土が他国に脅かされ、侵略されても、わが国の近頃の為政者は何もしないでいる。それどころか脅かす国との友好を謳う。国土も郷土もそこにあるが、それを地理的にも歴史的にも大切なものとする感覚を持ち得なくなっている。 もっとわが国の歴史に対する愛情を育てることが必要です。

 日本の脅威は歴史的に常に大陸からやってきました。歴代政府は蒙古、ロシヤ、中国からの侵略の脅威にどう対処するかが課題でした。蒙古襲来もありますが、日本が国を意識して近代的軍隊を作り出したのは、主として明治維新以降のことです。日本が国際社会に組み込まれて乗り出すに従い、諸外国との軋轢が生じてきました。経済問題が政治問題になり、國際紛争に発展していきました。日本が世界に進出した明治維新の頃は、帝国主義的な植民地主義が旺盛な時期でした。まさに食うか食われるか、侵略するか植民地にされ、奴隷にされるかの時代でした。その過程で日本を守るため日清・日露戦争が起こり、それに引き続いて長い戦争が続きました。軍備を整え、戦争をする過程で次第に日本国軍隊の性格も形作られていきました。

 さきの大戦に敗れた結果、わが国は国連軍による自虐史観を押しつけられたことと、長い戦争疲れから国民の厭戦気分が高まりました。大戦中における軍隊の行動についての不信感・嫌悪感と、戦後の占領軍による占領政策の影響もあって、国全体として国防の問題に正面から取り組むことを避けようとする気持ちが強くなりました。そして、國際社会の現実から目をそらせ、占領国=同盟国米国に日本の安全をすべて一任することに甘える国になり下がりました。しかし、世界の警察官を任じてきた米国が次第に衰退するとともに、隣国中国が次第に強国となり、近隣諸国に対する領土的野心を隠そうともしません。尖閣諸島や排他的経済水域に度々侵略のキバをむき出しています。

 隣国に武力を増強して領土的野心を持つ国が存在する以上、現在では國際紛争の最終的解決手段は武力によって自衛するしかありません。武力を持たない口先だけの外交では説得力を持ちません。恫喝に遭い正当な主張をも撤回する無様な外交は、ますます相手を図に乗らせていきます。その影響が他の周辺諸国にも影響を与えています。相手が武力に訴えてきた場合、自国も武力を整え、命を賭して戦う覚悟を持たないのでは国が守れず、相手の言いなりにならざるを得ません。話し合いという外交努力は必要でも、それだけではではどうにもならないのが現実です。さりとて武力だけでは日本を守ることは出来ません。国民がそれなりの自覚を持って、共に対処しょういう気運が整わないと本当の国力になりません。

 日本は長い海岸線をもち、広い排他的水域を持ちます。取り巻く隣国が必ずしも友好国とはいえない現状ではなおさらです。その脅威に対し、早急に法整備を整え、国防を充実させ、他国からの侮りを受けないようにし、国民に対しては互いに協力して命を賭して家族を守り、国を守る覚悟を持てるよう教育する必要があります。現在、命を賭けて第一線で戦って頂いている自衛隊や保安庁の人々に対し、国民が不信感、嫌悪感を募らせたままに放置することはゆゆしき事態です。災害発生の時だけ都合よく利用する、それを助長しているのが、自称文化人と称する左翼主義思想の方々です。現在、自衛隊があっても法整備が整わず、最終的な国防の大部分を同盟軍に依存し、国防を疎かにし、属国扱いに甘んじた国民となりきっています。

 共に戦ってくれる同盟国に対しても、集団的自衛権の行使による協力も出来ない状態では、同盟国の都合で日本の防衛が破綻することも十分考えられます。独立国として世界で尊敬される国民として自立することが緊急課題です。防衛力を整えるためには三十年の歳月が必要と言われています。従って、早急にわが国の防衛はどうあるべきかが問われています。そのためにも、世界に乗り出した明治維新当時の世界情勢を理解し、わが国の軍隊がどのようにして育ってきたのかの理解を深めておきたい。そして戦前の戦争がどのような理由で発生したのか正しい理解の上に立ち、今後の国防をどう進めるべきか検討する必要があります。日本が世界と大きく関わりを持ち、軍隊が組織されたのが、明治維新以降なので、その当時から敗戦に至る日本の歩みを理解することから検討を進めたい。

平成24年 吉日                                河合恭伸 識

機¬声0歐慧時の世界情勢
  1,欧米諸国の経済力     
   イ、英国の工業力
   ロ、蒸気機関の発明
  2,世界各地の植民地状況
   イ、植民地歴史の幕開け
   ロ、植民地政策の実態
   ハ、フイリッピンの場合
   ニ、インドネシアの場合
   ホ、植民地化の過程での問題
  3,大陸からの脅威と朝鮮

供維新当時の国内情勢
  1,徳川時代の治世
   イ、徳川幕府の鎖国政策      
   ロ、徳川末期の世相
   ハ、幕末経済の問題点
  2,明治維新の意義      

掘て本経済の変遷
  1,幕末当時の貿易
  2,輸出品目の変遷
  3,戦前の日本経済
  4、欧米諸国との経済摩擦   
検海外諸国との紛争
  1,日清戦争(1894-1896)
  2,日露戦争(1904-1905)
  3,第一次世界大戦(1914-1918)
  4,シベリア出兵(1918-1922)
  5,満州事変(1931-1933)
  6,上海事変(1932-1937)
  7,支那事変(1937-1945)
  8,ノモハン事変(1939-1939)
  9 大東亜戦争(1939-1945)第二次世界大戦

后軍隊の性格形成 
  1,戦前の軍隊        
   イ、軍隊創設の経過
   ロ、陸海軍対立の深刻化
   ハ、軍隊内のイジメ体質
   ニ,参謀の地位 
   ホ、統帥権
  2,自衛隊          
   イ、自衛隊の誕生経過
   ロ、シビリアン・コントロール
   ハ、自衛隊法等のしばり
   ニ、自衛隊保持の法的根拠
  3,戦争責任の総括
   イ、戦争責任者は何処に
   ロ、侵略戦争は一つもなかった。
   ハ、戦争責任について

此日本の立場
  1,歴史の再検証 
   イ、明治維新から敗戦まで
   ロ、村山談話の誤り         
   ハ,ポツダム宣言の受諾
  2,ノーモァ・パールハーバーは本当か
  3,GHQ占領政策
  4,東京極東國際軍事裁判
   イ、極東裁判の無法性
   (a)事後法の適用
   (b)平和に対する罪
   (c)偏った裁判の運営
   ロ、被告の法廷闘争
   ハ、戦犯の釈放
  5,南京虐殺事件
  6,従軍慰安婦事件
  7,靖国神社         
   イ、慰霊の扱いについて
   ロ、A級戦犯の扱い
  8,皇室の在り方
   イ、天皇の存在意義
   ロ、遺伝学的皇室論
   ハ、皇室の役割

察近隣諸国との懸案事項
  1,米国との関係
   イ、歴史的な繋がり
   ロ、占領政策
   ハ、日本の政情
  2,ロシヤとの関係
   イ、日ソ中立条約の侵犯
   ロ、シベリヤ抑留
ハ、北方領土の返還
  3,北朝鮮との関係
   イ、南北朝鮮の誕生
   ロ、北朝鮮の経済
   ハ、北朝鮮を巡る國際情勢
   ニ、北朝鮮による対日要求
  4,韓国との関係
   イ,日韓併合に至る経過
   ロ、竹島の占有
   ハ、日韓基本条約
   ニ、在日韓国人の地位
  5,台湾との関係
   イ、台湾の歴史
   ロ、台湾の日本統治
   ハ、台湾の国際的地位
  6,中国との関係
   イ,中華思想      
   ロ、中国政府成立の経緯
   ハ、軍備の増強と「戦略的辺境」
   (a)戦略的辺境
   (b)軍事力強化の背景
   (c)中国の戦法 
   (d)中国の侵略作戦
   ニ、中国の世界戦略
   ホ、尖閣列島

次国防の基本戦略
  1,いまの世界情勢
   イ、米国の動向
   ロ、中国の動向
   ハ、その他諸国の動向 
  2,国防意識の涵養
  3,沖縄の戦略的重要性
  4,近隣諸国との連帯強化
  5,教育改革
  6,情報戦略
  7,憲法改正

 

 

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