- 建築部材についての基礎知識 2 -



錠・鍵
正倉院では13百年前の日本最古の錠が、いまも使われています。世界最古のものとしては古代エジプトで、BC20頃の木製錠が残っています。「錠」は扉などについている本体。「鍵」は錠を解錠、施錠するものですが、これらが余り区別せず混同して使われることが多いようです。

錠は色々な場所に使われています。家の扉、自転車、車、下駄箱、傘立て、机、書棚等様々です。その使われる場所に応じて錠の種類もまた様々です。南京錠、下足錠、チエーン錠、シリンダー錠、デジタルロック、リモコンロックなどがあります。家庭などで一般的に使われるシリンダー錠も、鍵は次々に進化し、ピンタイプのものから、デンプルキーや電子ロックキーなどが作られています。先のデジタルロックの解錠は暗証番号であり、電子キーは鍵穴がなく、カードなどで埋め込んだ電波により施錠、解錠する仕組みになっています。

防犯のために錠が取り付けられますが、ピッキングやサムターン廻し等の簡単な方法による解錠を避けるため、よりの高度な錠にするとともに、補助錠等を取り付けるよう警察などは勧めています。

鍵は日々の使用で摩耗し解錠しにくくなることがあります。そのとき油などの使用は避け、鉛筆の芯などを使うこと。油は汚れを呼び寄せるので、後でトラブルになりかねません。

消火器
火災感知器(平成23年までに設置義務化)と共に、家庭には「消火器」の設置が望まれます。消火器に使用される薬剤として粉末、強化液、泡などがあります。それらを様々な方式で噴射させるものがありますが、家庭では「A(普通火災)B(油火災)C(電気火災)消火器」と言われるものが、あらゆる火災に最適です。

この「ABC消火器」は本体の中に窒素ガスが充填されたボンベと、人体には無害な燐酸二水素アンモニュウムの粉末消火剤が入っています。レバーを握ることでボンベの封が破られ、タンク内で消化剤が撹拌され、ホースを伝って噴出される仕組みになっています。

耐用年数は8年となっていますが、保証期間ではありません。消防署は5年程度で買い換える(1本数千円程度)よう指導しています。ホースの先端に粉末が付いていれば、ボンベに微細な穴が空いている徴候なので、早急に交換が必要です。家庭におかれる消火器は10型程度が望ましく、噴射時間も10-14秒程度、噴射距離も3-7m程度となっています。歩数20-30歩程度の間隔、又は100屬韮泳楡瀉屬垢襦床に置く方法もありますが、壁に掛ける方が場所もとらず、何時の程か移動することも防げます。

エアゾール式簡易消化具、消化バケツは消防法でいう消火器ではありません。炎が天井にまで届くようになれば、消火器による消火は無理です。消防署に出動依頼しなければなりません。消火器は初期消火のためのもの。消化剤は掃除機で吸い取りやすいので、イザと言うときは思い切って使用しましょう。
浄化槽
正倉院では13百年前の日本最古の錠が、いまも使われています。世界最古のものとしては古代エジプトで、BC20頃の木製錠が残っています。「錠」は扉などについている本体。「鍵」は錠を解錠、施錠するものですが、これらが余り区別せず混同して使われることが多いようです。

錠は色々な場所に使われています。家の扉、自転車、車、下駄箱、傘立て、机、書棚等様々です。その使われる場所に応じて錠の種類もまた様々です。南京錠、下足錠、チエーン錠、シリンダー錠、デジタルロック、リモコンロックなどがあります。家庭などで一般的に使われるシリンダー錠も、鍵は次々に進化し、ピンタイプのものから、デンプルキーや電子ロックキーなどが作られています。先のデジタルロックの解錠は暗証番号であり、電子キーは鍵穴がなく、カードなどで埋め込んだ電波により施錠、解錠する仕組みになっています。

防犯のために錠が取り付けられますが、ピッキングやサムターン廻し等の簡単な方法による解錠を避けるため、よりの高度な錠にするとともに、補助錠等を取り付けるよう警察などは勧めています。

鍵は日々の使用で摩耗し解錠しにくくなることがあります。そのとき油などの使用は避け、鉛筆の芯などを使うこと。油は汚れを呼び寄せるので、後でトラブルになりかねません。

昇降機(家庭用昇降機)
高齢化社会になりますと、自分で体を自由に動かすことの出来ない人が多くなります。平屋より二階建てが圧倒的に多い我が国の住宅事情から、上下移動を容易にする住宅機器が必要になってきます。
少しの段差なら、高さの10倍程度のスロープを設けることで解決出来ますが、もう少し高い場合にはコンパクトな昇降機がりようされます。更に高い二階などへの移動には家庭内昇降機(エレベーター)が利用されています。日本の建物に合わせ、畳半畳でも設置出来るものが開発されています。昔は機械室が必要でしたが、今は不要なタイプが出来たので、その分設置が容易になりました。

後付けで垂直に昇降機を設置するスペースがないとき、階段昇降機が最近注目を浴びています。L字型の階段であっても形状に合わせて作られたレールに固定した椅子を利用するものです。階段の踏み台に固定する方式もありますので、構造上の問題も少なく、椅子も不要時には簡単に畳めるので場所を取りません。設置・利用共に容易になっており、オープン構造なので閉じ込めの心配もなく、故障時も修理が簡単です。
障 子
障子は襖と共に、和室には欠かせない建具で、紙の厚さにまで気を配って作られる繊細な建具です。

素材として、従来はは数奇屋造りにはスギ、サワラ、書院にはヒノキ、ヒバなどが使い分けられていましたが、いまは米ヒバ、米スギなどの輸入材がよく使われます。

平面は紙をを張って用いますので、空気を通過する機能があり、空気を清浄化する機能があります。また、吸湿作用がある他、明るさを調節する機能もあります。

障子の組子と呼ばれる桟には、様々な工夫を凝らして模様を組み込み、雰囲気を作ったりされます。また、小さい障子を取り付けた雪見障子や、窓に障子を架けて明るさを調整するなどの工夫がされたりします。
照 明
生活に欠かせない明かりの光源は、昔は囲炉裏の炎であったり、松根を燃やしたり、椿油、菜種油を用いた行燈であつたりしていました。下って石油ランプやガス灯などが用いられていました。しかし、今では殆ど電気です。

その照明も、エジソンの発明した白熱球から蛍光灯に変わり、最近は省エネの関係から、全面的にLED照明に変わろうとしています。当然、発光体の関係や場所の用途によっても、照明器具も大きく変わってきます。
電気スタンドからシャンデリヤまで、様々なデザインのものが出回っています。中には、単に明かりのためだけでなく、照明を用いて菊や野菜を栽培するのに用いられています。

照明のために明かりを必要とする場合でも、用いられ方で効果が様々に違ってきます。シェードを用いずに電球を用いると、部屋全体が明るくなりますが、まとまりがなくなり、光源が目に入り、まぶしく感じます。今度は、光を全く通さないシェードを用いると、その下は明るくなりますが、周囲は極端に暗く感じることになります。こうしたことから、和紙など用いた半透明のシェードを用いたり、光源が目に入らないようにした間接照明など、照明の仕方を場所により色々工夫されます。

高い光度のものは明るく感じ、低い光度の場合は赤っぽい光に感じます。用いる場所に応じてこの原理を利用し、寝室では低いものが用いられます。こうしたこともあって、必要とする時間帯に応じた明るさを得るため、調光によって必要とする明るさにしたり、必要とする時間にだけ照明が点灯するようにした器具が利用されたりしています。

電気は極めて便利です。電力会社から購入する場合や、屋根に太陽光発電設備を設置する他、電池や乾電池、非常時の発電機能付の電気器機など、様々な機能のものが市場に出回っていますので、その用途に応じて利用されています。
水洗便器
現在、殆どの家庭のトイレが水洗式になっていますが、この水洗便器の原型は18世紀後半に英国で開発されました。しかし、当時のものは溜水部分がなく、汚物が不着しやすいものでした。その後、開発が進み、サイホン型になり、溜水部分も作られ、必要とする水量も20板度必要であったものが、現在は8−6板度まで節水されるようになりました。汚物を便器から流すのに少ない水量で出来るようなっても、下水管内に汚物が溜まらないようにするためには、配管の勾配にも配慮しなければなりませんので、水洗便器の使用水量だけを問題にすることはできません。特に中古住宅の場合には問題がでてきます。
その水洗便器を大きく分けて、水道管の水圧をそのまま利用する「バブル式」と、洗浄用水を一旦タンクに貯め、その水を一挙に流す水圧を利用する「タンク式」があります。先のバブル式の時は、水道の配管の径を25个砲垢襪茲Ε瓠璽ーは指導しています。しかし、一般家庭の配管は13−20个殆どなので、タンク式のものを設置されるのが一般的です。
最近の便器はデザインも洗練され、手入れし易いように縁のないもの。少ない水量で汚物を流しやすいように水を渦状に吐き出すもの。タンクを便器と一体化させて、余分な突起物がなくするよう工夫したものなどが開発されています。
水道管
水道管の配管には、昔は鉄管 、鉛管、銅管が使われていましたが、錆や鉛中毒による健康被害に考慮して次第に使われなくなっています。
現在、主に用いられているのは、金属管としては配水管にダクタイル鋳鉄管(DIP)、塩ビライニング鋼管、硬質ビニール管(Hi-VP)が使われ、建物内の配管に金属管としてはテンレス管が、プラスチック管としては灰色の硬質ビニール管(VP)、藍色の耐衝撃性硬質ビニール管(HIVP)、茶色の耐熱性硬質ビニール管(HTVP)が使われています。給水関係には殆ど黒色のHI管が使われますが、日光には弱いので、露出するところではVP管が使われます。VP管にも無圧の時に用いる肉薄のVU管と、給水など圧力のかかるときに用いる肉厚のVP管が使い分けられています。

水道管のメーターまでの一次側は水道局などが管理し、敷地内は敷地所有者が管理することになりますが、従来は宅内の配管は13个主流であったものが、生活用水使用量の増加に伴い、今では基本的に20个砲覆辰討い泙后
建物が2階程度ではさほど配慮されませんが、3階以上になると高置タンク方式ないし加圧ポンプ方式により揚水により水圧を維持します。水洗トイレがタンク式でなくバブル方式の時は25舒幣紊指示されています。

寒冷地での凍結防止には配水管を断熱材で保護し、さらに条件の悪いところでは電熱ヒーターを用いるところがありますが、200cc/1分程度の水を出したままにして対応することがあります。
鉄管の場合には水道管内に赤さびが生じることがあります。亜鉛メッキ鋼管の場合でも水道水の酸素・塩素の作用でメッキが剥がれ腐食する場合があります。また、最近の用いられているVP管でも永年の使用の結果、配管内に異物が付着することがありますが、その場合圧縮空気と水だけで洗浄出来ます。
水道蛇口
現代生活に水は欠かせません。昔は井戸も使われていましたが、いまは殆ど公営水道です。蛇口を捻れば必要なだけ水が使えます。TVなどで未開発地で汚い水を汲んで生活用水としているのを見るにつけ、日本の生活は恵まれています。

水の使用場所は台所、洗面、浴室、洗濯機、屋外散水栓など様々です。その使用場所により蛇口の種類も色々なものが開発されています。現代生活では水の他、湯も使用すことも多い。水だけなら単純な構造で済みますが、水と湯を適温にして使い、合わせてシャワーも使うとなると、水道栓は複雑な構造になります。
単純な構造の水道栓の場合、蛇口の水漏れなどは、殆どパッキンの老化が原因ないので、元栓を閉めてパツキンを交換することは、さほど手間は係りませんが、混合栓などの場合はカートリッジが使われ、それもメーカーや機種により様々なものがありますので素人にはお手上げになります。

蛇口の栓は三角形をした単純な構造のものから、レバーを上げ下げしたり、左右に回すことで水や湯の温度や水量を自在にコントロール出来るものまであります。医院などでは栓に触れずに水を出したいので、長いレバーを左右に動かすことや、足元のベタルを踏むことでコントロール出来るものも使用されています。
阪神大地震以降、レバーに物が落ちてきて水が出るのいけないと、水を出すとき最近のレバーは上に引き揚げる構造のものが主流になっています。水道栓に漏電用アースしていることを見かけることがありますが、あまり効果はないようです。
建築材料としてセメントに「砂」や砂利を混入してモルタルヤコンクリートを作り、いろいろな場所に使用される、なくてはならない資材です。
岩石が自然やその他の外からの力によって破砕され様々な大きさに分解されます。その砕かれてできる物質を砕屑粒子といいます。それを粒子の大きさによって分類されます。2舒幣紊礫、2舒焚爾ら0..6舒幣紊砂、(0.004舒幣紊シルトと分類されることもあります)、それ以下が粘土となります。そして、岩石に含まれていたミネラル成分等が水に溶解して流出します。砂は粘土とミネラルウォーターを取り去った後の固形物のことです。
砂は地球上だけでなく、月や火星の表面にも発生します。砂は岩石が分解されたものなので、それを子細に研究することで、その産出地が分かります。日本のような温暖な環境では砂の熟成か進まず、もとの岩石に近い砂ができるとのことです。
砂は一般的に陸地から流れて海に至ります。砂の産地としては地表に近いところのものや、地中深くから出るもの、海から採取されるものがります。建築資材として利用する場合、海から取ったものは塩分を含んでいるので、そのままでは鉄筋を腐食させることになるので使用できません。一度洗ってから使用することになります。
石膏ボード
最近の建物には、「湿式」と言われる木舞竹(こまいたけ)を組み、その上に土を塗り重ねた壁の代わりに「乾式」と言われる石膏ボードを下地に用い、中塗り上塗りだけで済す方式が多用されるようになりました。その他、洋間のクロス壁の下地にも石膏ボードが多く用いられています。
「石膏ボード」は、芯の石膏をボード用原紙で挟んで作られます。その石膏は天然石膏原石により作られますが、最近は火力発電所や金属精錬所から回収される複生石膏、建築現場で発生する廃石膏ボードを活用し、ボード用原紙は古紙などを再生したものを利用て作られています。
安全志向による耐火、耐震、遮音、吸音、断熱、健康志向によるホルムアルデヒド対策がとられているものがでいます。石膏ボードの弱点は衝撃に弱く脆いので、目的に適した場所に使用しなければなりません。
人の歩行の激しいところや、壁に工作をしょうとするところには不向きです。従って、廊下など人の通行の激しいところに使用すると、僅かな衝撃で凹みが出来てその修復に、大きい費用が発生することかあります。クロスなり、土壁を塗ってしまえば下地の事までは分からなくなるだけに、消費者にとつてはこうしたことにも目配りが必要になります。
セメント (その1)
「セメント」を「ポルトランドセメント」とも言われるのは、1824年にJ.アスプデンィンがポルトランド島にある白い石に似たセメントを発明したことによります。その材料は石灰岩を主原料とする石灰石、粘土、鉄さい等を粉末混合し、1400度の高温で焼成し、凝結時間調整剤として石膏を加えて粉末にしたものです。
セメントに水を加えたものを「セメントペースト」といい、細骨材である砂等を混入したものが「モルタル」となります。モルタルに粗骨材である砂利、砕石などを混入したものが「コンクリート」となり。
これにさらに繊維などを混入して「新素材」が作られます。
セメントは水と化学反応して硬化しますが、その時水和熱を生じます。小さい物体を作るときは凝固の促進に役立ちますが、ダムのようなもののときは、内部に熱が蓄積され内外温度差が出来てひび割れの原因ともなりますので、状況により養生が必要になります。
また、セメントは水と骨材との混合比、骨材の大きさにより、凝固時間や強度が大きく異なり、作業性も変わってきます。そこで凝固時間を調節したり、施工する季節や場所、環境などに配慮して、必要な混和剤を付加します。
セメント (その2)
コンクリートは圧縮強度は強いが、引張強度に劣るので、通常、引張強度に強い鉄筋を入れ強度を補完させます。硬化したばかりのコンクリートはPH12程度のアルカリ性を示し、酸に弱い鉄を保護する役割を果たしています。
コンクリートのひび割れは、いろいろな原因が考えられますが、乾燥収縮や、アルカリ骨材反応などの材料的な性質によるもの。打設時の水量や初期養生の不良、配筋の乱れなどの施工に関係するもの。中性化や環境温度の変化などの使用や環境条件に係るもの。地震や不同沈下など構造外力によるものなど、様々なことが考えられます。
ひび割れの補修は、美観だけでなく、漏水の可能性もありますので早い目の補修が必要です。0.2舒焚爾任△譴佚描などの表面処理工法で十分です。0.5伉度になるとひび割れに樹脂系ないしセメント系の材料の注入工法により補修する事になります。それ以上の場合は、鉄筋の錆びによることも考えられるので、ひび割れに沿ってコンクリートをカットし、補修材料の充填工法が必要になります。
石 材
石材は構造用、装飾用として用いられますが、わが国では主として装飾的な仕上材として用いられます。石材は花崗岩や鉄平石の様な火成岩、大谷石や砂岩の様な水成岩、大理石やオニックスのような変成岩に分けられます。
石材により性質が大きく異なりますので、その特性に応じた場所に使用する必要があります。花崗岩などは硬く吸水率が低い割に、600度程度の熱で急速に圧縮強さが低下します。砂岩などは吸水率が高いものの1千度の熱にもかえつて強くなる傾向があります。大理石などは緻密で光沢がありますが、酸や雨水に弱い性質があります。
石材は、用途に応じた形状でクサビやチエンソーを利用して切り出されます。石垣の場合は殆どそのままですが、仕上材の場合は必要に応じて研磨機で磨きを加えたり、ガスバーナーで表面を熱した後急冷して細かな凹凸を作ったり、或いは高圧で砂や砂鉄を吹き付けて凹凸を付けるサンドブラスト仕上げをしたりします。
壁などへの仕上材として取りつける場合、モルタルを用いる湿式工法や、ボルトナット、アンカーボルト等の金物で固定する乾式工法がありますが、金物にはステンレスなどが利用されます。
これら自然石の他に、自然石の砕石にモルタルなどを混和して作られるテラゾや疑石と言われる人造石があります。この場合は、風合いは当然自然石に似ていても吸水率も高く脆いので、専ら装飾に用いられます。

 

 

 

 

 

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